日本のシンボル、富士山からスタート、季節の風景に
心に感じた 句 をつけて見ました。
2022-1111 ごっほ描く 青にも難し 富士の空
024-019 春かもめ 息を切らせて どこへ行く ?
024-018 薫風に 仕事忘れて 一人舞う
024-017 畑音に 寝ぼけ あわてる 菜の花よ
024-016 啓蟄の 森に点なす 淡雪か
024- 015 花写す 四面の鏡 春はすぐ
024-014 老木に 伝う命の たくましさ
024-012 縁日の 飴に写るは 幼き日
024-011 友と居た 湖辺の光 永遠の夢
024-012 北斎も 見たし 描きたし 江戸の今 (北斎美術館から見たスカイツリー)
024-011 古井戸の 思い出汲みだす 術もなく
024-010 来る春に 想い募らす 梅つぼみ
024-009 寒天に 菅笠被り 見栄を張る
024-008 突き刺さる 水面に写る 似非の世を
024-007 幾く時も 幾く人も過ぐ 回廊かな
024-006 万両を 啄ばむヒヨドリ 冬の庭
024-005 難儀人 安らぎ届け 香煙の
024-004 落柿で 新年祝う 冬メジロ
024-003 元気です 夢で答える年賀状
024-002 陽だまりで 迎る新年 つつがなく
024-001 重ねあう 甍の波に 春の風
023071 落ち忘れ 枯れて年越す 栗二つ
023070 冬ざれた 森に色差す 枯葉かな
023-069 枯れてなお 誇る色味の 寂しさよ
023-068 バスを待つ 老い人癒す 紅葉かな
023-067 グランドに 季節を謳う 影法師
023-066 黄葉(こうよう)の 盛り背に負う 鳥居かな
023-065 もみじ葉を 謁見するのか 将軍像
023-064 茶畑を 見張りたたずむ 鏡かな
023-063 長い夏 冬に煽られ 急ぐススキ
023-062 時期違え 柿に微笑む ひまわりよ
023-061 ほほ染める たわわの柿も 愛おしく
023-060 稲架(はざかけ)の もみの色香の見事さよ
023-059 盛秋に 姐さんかぶりの ブドウの実
023-058 指先を 染めて完ずる 葡萄かな
023-058 飼い人と 享くる 読書の楽しみを
023-057 いとおしや 滴の床に 臥する 稲
023-056 いつの間に 人に化けたか 機械人(ロボット)
023-055 忘れずに 色ずく枝葉の 健気さよ
023-054 人知れず 輝き 消える 糸トンボ
023-053 引く牛の 軽さ伝わる 綱の張り
023-052 抱きしめる 籾のみ嬉し 豊の畑(はた)
023-051 丘に登つ 朧の月に 夜の秋
023-050 咲き終えて 去り行く夏に 聴く歌は?
023-049 やれ急げ 君に届ける花団子
023-048 沸き盛る 雲の隊列 夏最中
023-047 背伸びして 君の気を引く 水しぶき
023-047 仲間待つ 一輪の花 夏盛り
023-046 水槽の 中より見ゆる 現世(うつしよ)は
023-045 クモ糸を からめきらめく 水模様
023-044 酷暑にも 流る茶の香の 涼やかさ
023-043 球根の 秘めたる力 驚けき
023-042 庭先の トマトの色味 夏模様
023-041 付き 離れ 所詮 定めの ひとつ線(みち)
023-040 傘たたく 雨粒強く 夏まじか
023-039 戦人(いくさびと) 思う木立の 古戦場
023-038 煙立つ瀑布の飛沫(しぶき) 梅雨(つゆ)の 中
2023-037 季節花 早よの(はよの)目覚めに 照れ笑い
2023-036 緑風に オシクラ饅頭 ネギ坊主
2023-036 網(あみ)上げて帰る川面に 船の影
2023-035 豊作を 夢見たころの 記憶かな
2023-034 鉄柱に 泳ぎたなびく 鯉の群れ
2023ー033 群れ群れて 幸せ競う こいのぼり
2023ー032 像もなく 消えし 水子の 魂よ
2023-031 吹き寄せる 落花の群れに 初夏の風
2023-030 艶やかさ 競う花玉 春の宴
2023-029 囲まれて 思うわが身の 盛り日を
2023-028 満開 地蔵も和む 春うらら
2023-027 敷き詰めた 花の褥に 春の風
2023-026 散り際を 知るか 社(やしろ)の 椿花
2023-025 誰が知る 花の涙の一滴
2023-024 春を告ぐ 浮かれヒヨドリ 枝渡り
2023-023 むせかえる 春の色香に 誘われて
2023-22 忘れてた かくも愛しい 春の色
2023-021 帰りきぬ 波間の魂 馳す思い
2023--020 太洋の 波を貫く 祈り声
2023-019 祈るほど 嘆き悲しむ 校舎かな
2023-018 産毛立つ 白もくれんの 門出かな
2023-017 繰り返す 心ときめく 晴れ舞台
2023-016 街中に 春の音を聞く 出待ち雛
2023-015 幾千の 雛に込めたる 幸の夢
2023-014 わたあめに 漂う寺の 匂い草(梅)
2023-013 咲き尽くし 今は褥の 苔布団
2023-012 白帽子 被る紅梅 春はまだ
2023-011 とおりゃんせ 梅のトンネル 森の中
2023-010 枯れ椿 雪を纏って 艶椿
2023-009 咲き急ぐ 梅の香森に漂いて
2023-008 誰かために 鳴らす鐘なき櫓かな
2023-007 寒風の 空を 切り裂く 黒刃(くろやいば)
2023-006 今年こそ 授く屠蘇の味 ほろ苦く
2023-005 カノ国の 成人達に 想いはせ
2023-004 舌で見る 母の面影 節(せち)料理
2023-003 願か掛けて 鳴らすベル音 清々と
2023-002 年の瀬に 永久の祈りの さざれ石
2023-001 甘き雪 友と踏みしむ 帰り道
2022-148 今はただ 時代(とき)の流れに 立ち尽
2022-147 語り合う 輝く時代(とき)の 活躍を
2022-146 もう冬と? 表窺う 異国の地
2022-145 花に似て 艶やか競う 旬の幸
2022-144 息吹込む 匠の技の 鮮やかさ
2022-143 影差して 身を刺すほどの 造形(つくり)かな
2011-142 街中の 線の 多さに 円 恋し
2011-141 囲われた 窓の外差す 太陽(ひかり)かな
2022-139 己が影で 時期(とき)の終わりを知る 枯葉
2022-138 木漏れ日の 落ち葉踏みしむ 通り人
2022-137 店先で 季節香ふりまく 旬の華
2022-136 古(いにしえ)の人も観めし 朱(あか)い月
2022-135 秋染まり 人なき椅子の 寂しさや
2022-134 一葉(いちよう)の 踊る青空 秋き深し
2022-133 友輩(ともがら)の 触れ合う肩の 頼もしさ
2022-132 背に宿る 思いは重し 戦人(いくさびと)
2022-131 青空に 映える柿ノ木 朱(あか)の色
2022-130 秋月(あきずきに)に 囃す(はやす) 笙の音 艶やかに
2022-129 涅槃でも 目立ちたがるか 花一輪
2022-128 花絨毯 敷いて迎える 彼岸かな
2022-127 台風に おいてけぼりの 嵐雲
2022-126 稲架掛けを (はざがけを)背負い見栄切る 役者花
2022-125 山間に 慎む棚田の 鮮やかさ
2022-124 語り合う 案山子もうれし 稲の波
2022-123 焦げさんま 秋の色見る 焼き目あと
2022-122 変わり果て 思い出消さる 街景色
2022-121 わらわらと 晩夏に集う 蝶の群れ
2022-120 通く人を 愛でる大仏 秋の風
2022-119 手を合わせ 炎に祈る 行末を
2022-118 老木を 優しく包む 苔筵(こけむしろ)
2022-117 まだ夏と 慌てる木の葉 頬染める
2022-116 天恵の 光敷きつむ 千畳板 (てんけいの ひかりしきつむ せんじょうばん)
2022-115 粉衣装 纏い 浮かれる 夏畑
2022-114 待っててと 後追うつぼみ 未だ半ば
2022-113 月を愛で 誰を思うか 盆の空
2022-112 爆ぜるほど 御霊 鎮むる 花火かな
2022-111 熟視する 姿も愛し 夏バッタ
2022-110 猛暑下に 調子はずれの 二重唱
2022-109 空蝉の 示す命の 軌跡かな
2022-108 校庭に 幼き頃の 白昼夢
2022-108 吹きあがる 飛沫も涼し 昼下がり
2011-107 枯れ沼を 追いつ追われつ 恋トンボ
2022-106 夏の日の アツイ 思いに誘われて
2022-105 芋虫の 姿に似たる 車列かな
2022-104 夏の夕 友と語らう 帰り道
2022-103 仮の世を 覗き戸惑う 現世を
2022-102 ガチャガチャと 逸る(はやる)心の 今昔
2022-101 久々の 日差し喜ぶ ユリの顔
2022-100 むせかえる ユリの香溢る 戻り梅雨
2022-99 梅雨明けの 寺のほうずき 夏さんざん
2022-98 夏夢に ホウズキならス 幼き日
2022-97 実を見ずに 心奪わる もどかしさ
2022-96 実を守る 萼こそ映えれ ホウズキの
2022-95 君といた 思い出の夏 水飛沫
2022-94 車窓(しゃそう)越し 思い出刻む 日々の路
2022-93 追い立てる デジタル数字の 冷たさよ
2022-92 温暖化 釣られ飛び出す ナツアカネ
2022-91 窓枠の 外に広がる 梅雨模様
2022-90 老い人の 記憶誘う 里景色
2022-89 耐えて咲く 一夜限りの 情熱よ
2022-88 甘雨浴び アジサイ光る 昼下がり
2022-87 青冴えて 群れる アジサイ 梅雨最中
2022-86 誰か知る 宝石まとう 梅雨アジサイ
2022-85 降る雨に 赤いアジサイ 道染めて
2022-84 空雲に 背伸び届くか 白アジサイ
2023-022 忘れてた かくも愛しい 春の色
2022-82 梅雨休み 人々誘う 花菖蒲
2022-81 雨だれも 滑り遊ぶか 梅雨の入り その 2
2022-80 雨だれも 滑り遊ぶか 梅雨の入り
2022-79 梅雨入りに 踊りはしゃぐか 雨法師
2022-78 ミツバチの ハニカム思う 店の列
2022-77 祝うほど 募るむなしさ 鉢の中
2022-76 コスプレに 群れる幸せ 事もなく
2022-75 窓に見る 昔の景色 今は無く
2022-74 掌 (たなごころ) 捧げ 拝むる 神の宿
2022-73 親を待つ 巣立つつばくろ 夏最中
2022-72 南天に 垂(しずる)雨粒 夏まじか
2022-71 深緑に 祈る観音 声届け
2022-70 寒風の 水面に餌を食む 鷺の舞 (さむかぜの みなもにえをはむ さぎのまい)
2022-69 彷徨いて 異国の路地の 匂い聞く
2022-68 我が運命(さだめ) 星を選ぶる術もなし
2022-67 穏やかな 日々の暮らしを 愛でる風
2022-66 吹き抜ける 風も見送る 別れ人
2022-65 春だ 春 肩を怒らす ネギ坊主
2022-64 目に染みる 緑(あお) の世界に 我忘れ
2022-63 天空の 星にも似たり 球の種
2022-62 青葉見ぬ 子には 悲しき鯉のぼり
2011-118 老木を 優しく包む 苔筵(こけむしろ)
2022-60 新茶摘む 指先 愛でる 初夏の風
2022-59 何処へ行く 花のお江戸の秋葉原
2022-58 身構える 着物すがたの 和やかさ
2022-57 旅人の 着慣れぬ袖に 花吹雪
2022-56 初着物 おもいで紡ぐ 旅の空
2022-55 写り込む 自信が姿に うっとりと
2022-54 駆け下りる 子等を 見守る花桜
2022-53 早咲きの 桜の愛でるや 春休み
2022-52 出番終え 袖に 捌け行く 花役者
2022-51 宴終え 何処へ流るる 花筏
2022-50 宴終え 何処へ流るる 花筏
むせるほど この身覆うか 花回廊
2022-49 桜道 電車通るよ 神田川
2022-48 咲き初めて 頬に舞い散る 桜かな
2022-47 色競う 丘の花々 春爛漫
2022-46 里山の 独り舞台の 艶やかさ
2022-45 青色に 負けず気を吐く 桜色
2022-44 コロナ明け 祝う編隊 春の空
2022-43 街角に 漂う古紙の香 懐かしく
2022-42 彼の国の 子にも見せたや 花吹雪
2022-41 争いも 春の兆しと 眺むカメ
2022-40 思い出の涙集まり 蓮の中
2022-39 君がため 注ぐ陽射の はげしさよ
2022-38 赤色の 思いは濃いし 彼岸花
2022-37 もう春と 香うめじろの 愛らしさ
2022-36 モーいいかい 春待ち雛の 勢揃い
2022-35 寒風の 群ぬくもり 羽布団
2022-34 逃げられて 驚く顔に 春の風
2022-33 寒風の 水面に餌を食む さぎの舞
2022-32 コロナ禍も 浮世の風も 夢うつつ
2022-31 一人咲く 一輪梅も 夢うつつ
2022-30 羽根音に 舞い上がる 冬の湖
2022-29 春待つ 祈りの影の 長さかな
2022-28 雨の中 耐えてしのぶる ハナミズキ
2022-27 狂おしく 踊る鬼人 里の暮
2022-26 師走風 童見守る 六地蔵
2022-25 白帽子 踊る山影 凍てる朝
2022-24 地で這いて 飾る桃色 春の丘
2022-23 鯉のぼり 浮かぶ思い出 風の中
2022-22 競い合う 色の競演 春盛
2022-21 茶畑に 映える赤色 茶摘み時
2022-20 梅雨庭で 着飾る葉ばの 雨真珠
2022-19 雨の日 特別ネックレス 売ってません
2022-19 梅雨庭で 着飾る葉ばの 雨真珠
2022-18 誰も咲く 己が定めの 季節花
2022-17 菜の花の 香りに惑う 蝶二頭
2022-16 何を待つ 月下のカラス 秋の夕
2022-15 花の香に 浮かれる虫の にぎやかさ
2022-14 秋風の駆け上がり過(すぐ)朱(あか)鳥居
2022-13 待て待てと すがるトンボに 秋の風
2022-12 若人の 思い出つむぐ 水飛沫
2022-11日 傘は 夏盛り 誰の姿や 日傘景
2022-10 日輪の 黄金に染まる 愛し人
2022-09 またおいで かける言葉に せみ時雨
2022-09 泣き枯れて 今は夢みの せみ一つ
2022-08 昔見た あの虹色は 遠い空
2022-07 白雲に 抱かれて実る 稲穂かな
2022-06 稲波に 乗って遊ぶか 白い雲
2022-05 もう秋と 富士山見る 枯れすすき
2022-04 青色と競う 柿色 秋盛り
2022-03 枯れ野原 たたずむ電話 人恋し
2022-02 枯木立 中で見栄張る 赤紅葉
2022-01 全山を 燃やすつもりか 紅葉木